2025年6月28日土曜日

海底から来た女 昭和34年

蔵原惟繕繕監督、日活、76分、白黒映画。海辺近くの別荘に帰った川地民夫はヨットに少女が乗っているのを見つける。水着姿で魚をとっているらしい。最近、海で死んだ者がいた。川地が少女に誘われて海底に潜ると死体があった。また鱶が遊泳している。そこの場所は誰にも言うなと少女の口止めで、川地はみんなに知らせるが、場所は忘れたと言うだけだった。少女を見た村人の中には怪しい目つきで眺める者がいた。

海に面した崖の上にある別荘に少女は上ってくる。同じ部屋で夜を明かす。崖の上から海に飛び降りて戻る。川地が友人らと山に行っている間、少女は別荘に来て、川地の兄に遭遇する。兄は放蕩者で、少女を口説き、明くる日海にヨットで連れていく。嵐になり兄は遭難する。川地は数日後、少女に再会する。村人たちは少女は鱶の化身だと言う。過去の災難時にも同じ少女が現れたという。川地は少女とヨットの上で再会を約束する。川地が寝すぎた間に村人たちが待っていて、現れた少女を銛で突く。川地が来た時はすでに血を船縁に残し少女は消えていた。川地は都会に帰る。帰る前に気を起こし、海に潜ってかつて少女と泳いだ場所を進んでいく。

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