2016年12月29日木曜日

ゾンビマックス! 怒りのデス・ゾンビ Wyrmwood 2016



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オーストラリアのゾンビ映画、キア・ローチ=ターナー監督、総天然色映画。
このゾンビ映画の特色はなんだろうか。ゾンビが襲ってくる、必死になって撃退する、などと言ってしまえば大抵のゾンビものはそうだろう。

もう人類の多数派はゾンビになっている。主人公はゾンビになってしまった妻と娘を殺す。会った男と車で妹のいる町へ向かう。その男も間違って黒人に殺されてしまう。二人はガレージに立てこもっている男たちと合流する。ゾンビの血でガソリンの代わりに車が動くという設定、頑丈な車でそこを抜け出す。次々とゾンビの犠牲になっていく。

一方妹は軍隊に捕らえられ、ゾンビ化した者たちと共に実験室で鎖に繋がれる。変人の科学者がゾンビをいじっている。妹も危うい状況になったが逃れ、運よく兄たちと合流する。しかしこの妹は異常な能力、体質を持っており、ゾンビたちを操作できるのであった。
 
ゾンビ映画そのものがまともでない。その一方である型がある。この中でやや変わった趣向を出した映画か。

宮崎哲弥『正義の見方』洋泉社 1996



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この評論家は今まで知らず、本書もどこかの参考文献に挙げられていたので読もうと思った本である。
社会評論集である。出版年数からわかるように今では古いテーマを扱っている。
夫婦別姓論者の批判から始まり、そのあたりは比較的関心を持って読めた。まだ出版当時の話題であったオウム真理教問題についての宗教面からの論、あるいは宮崎勤の件など今となっては昔の話になってしまった意見は読んでいてあまり面白くなかった。
 
必ずしも古い話題だからというわけでなく、読んでいくうち興味を失くしていった。

ルイス・キャロル『鏡の国のアリス』 Through the Looking-Glass, and What Alice Found There 1871



 「鏡の国のアリス 角川文庫」の画像検索結果
『不思議の国のアリス』の続編。
鏡を通して、鏡の国へ入り込んだアリスの冒険譚。相変わらず、意味不明といっていい話の筋や登場人物に出くわす。

この話はチェスのゲームに則っており、登場人物も駒の役目を果たす。チェスにあまり馴染みのない我国ではややわかりにくい設定である。
登場人物ではトゥイードルダムとトゥイードルディー、ハンプティ・ダンプティのようにマザーグース童話に基づくもの、赤の女王、白の女王など有名な人物が多い。

自分が読んだ角川文庫本では古い翻訳のため、冒頭の詩が訳されていないなど現在では十分とは言えない点がある。新しい訳で読み直したいと思う。
岡田忠軒訳、角川文庫、昭和34