2016年12月19日月曜日

太陽の墓場 昭和35年



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大島渚監督による総天然色映画。炎加代子、津川雅彦、佐々木功が主要人物。
舞台は戦後まもない大阪。ロケは釜ヶ崎でしたそうだ。昭和35年と言えば景色も随分変わっているはずだが、そこに終戦後の大阪を再現した。

炎は野性的、姉御肌で混乱した戦後を生き抜くに相応しい存在。買血で稼いでいる。
街はやくざというか暴力団的組織が牛耳っている。以前からある組織の他、最近のしてきた新興グループの長が津川雅彦。その組員の一人、川津祐介は炎に売血をしており、津川に知られ制裁される。その津川も炎には一目置いている。その組へ少年のチンピラ二人が入ってくる。その一人が佐々木である。

炎の父、伴淳三郎は故買をしていて、そこへ胡散臭い男小沢栄太郎がやって来る。まもなく戦争、動乱が始まると言いふらし、大日本帝国陸軍の組織を作ると言う。炎は彼に買血商売への参加を進めるがまもなく決裂する。

佐々木は津川から大きな仕事を命じられ、仲間とともにアベックを襲う。棒で男の方を殴る。その後女に仲間が暴行を加える。それが元で男が自殺したと後に新聞で知る。気の弱い佐々木は組から抜け出したくなる。友人を誘うが聞き入れられず、はずみで彼を殺害してしまう。炎は彼に好意を抱くようになる。

彼女は古い組織に津川グループのアジトを教え、そのため津川以外はやられてしまう。炎を追う津川。彼と佐々木が格闘し悲劇的な結果になる。
小沢はドヤ街の者から戸籍を買い、三国人に売る商売をやっている。これが元で破滅的な事態になる。炎は逞しく生きていくだろう。
 
ともかく戦後のドヤ街、生きていく底辺の者のエネルギーが満載した映画である。

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