2016年12月1日木曜日

小谷野敦『退屈論』河出文庫 2007



 商品の詳細
この著者は多くの本を出しており、たいして読んでいないのだが今まであまり感心したことがなかった。しかしながら本著は面白く、それこそ巻を措く能わず読んでしまった。

主張は人間の行動とか文化は凡て退屈から逃れるためではないか、という唯退屈論である。
 
この仮設のため、哲学から霊長類学(サル学)、文学など多くの分野で博引傍証しながら議論を進めていく。夫々の箇所での著者の言い分はどの程度正しいのか、普遍性を持つのか、それはそれでまた別の問題であろう。ただしこの本を読んでいる間は退屈から程遠いかったことは確かである。

0 件のコメント:

コメントを投稿