2018年6月22日金曜日

竹村彰通『データサイエンス入門』岩波新書 2018


 データサイエンス入門 (岩波新書)
いわゆるビッグデータが蓄積、利用される最近、このデータ処理、利用を広い観点から入門書として解説している。

本書ではデータ処理、データ分析、価値創造をデータサイエンスの3要素としている。
データ処理は情報処理と言ってもよく、インターネットやコンピューターなどソフト、ハードの発達により、いかにしてデータを処理するかである。
データ分析は集積されたデータをどのように分析するかであり、統計学がその中心となる。
価値創造は分析されたデータから夫々の分野でどのように応用するか、利用するかであり、これは各分野の専門家と意思疎通ができ、課題に対して有用な方法を提供できるかの技術である。

コンピューターやネット等、情報処理に詳しく、また統計学の知識に精通していることが必要である。特にネット関連は技術革新、変化が速いので、この点に関心が強く、統計学の知識があればデータ・サイエンティストに向いているであろう。

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