2018年6月4日月曜日

ラスト・センテンス:死者への裁き Dom över död man 2012


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スウェーデン映画、トロエル監督、白黒映画、126分。

第二次世界大戦時、反ナチズムを貫いたジャーナリストをモデルとする映画。
1933年、ナチ党がドイツで政権を獲得した時代から映画は始まる。主人公はヒトラーを罵倒するような記事を書く。この態度はその後も続き、戦争の進展とともに掣肘を受けるようになる。ヒトラーが倒されるまで生きたいと言う。最後は1945年、ヒトラーが死んだと聞き、安心して永遠の眠りにつく。

映画は政治、戦争と共に、主人公の女関係が主題を形作る。妻とは距離があり、友人の妻と相思の仲である。また主人公の母、幼い時になくなっているが、これが回想で度々主人公の意識の中に登場する。妻、友人の妻、母親の三人が主人公を巡る女として登場。

それにしても主人公はいい歳だし、当然その妻や友人の妻も同様なのであるが、恋愛の感情を持ち続けているのは、やや驚き。日本ではあまりないのではないか。

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