ポルトガル映画、ペドロ・コスタ監督、104分。
国立FAのEU Film Days 2018の企画の上映で、ポルトガル映画となっているが、黒人ばかり出てくる、舞台も観ている限りではよくわからない映画。
監督はカーボ・ヴェルデ出身、といってもその地名さえ知らなかった。1975年までポルトガル領であった、西アフリカ沖にある島から成る国。
映画は、ポルトガルへ働きに来た男の回想である。といっても先入観も事前知識もなく、単に観ていると訳の分からない映画、が第一印象である。ヨーロッパ映画は難しい映画が多いと言われるが、これなどまさにそれに該当。
会話をする、人間はあまり動かない。一体何を言っているのか、前後関係不明。
これほど観念的で、観客にわからせようという気は全くなく、監督の芸術観、ないし意図によって製作された映画は観たことなくそういう意味で貴重な体験であった。
数々の賞を取った作品だそうである。正直に言おう。自分はこういう映画の良い所を見つけようとする努力は、この歳になってする気は全くない。早く終わらないかなと思って観ていた。
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