2018年6月21日木曜日

もうひとりの私 Έτερος Εγώ 2016


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ギリシャ映画、ツァフーリャス監督、101分。

ミステリーというか犯罪映画である。次々と猟奇的な犯罪が起こる。それを追う犯罪学の若い大学教員と警察。ハリウッド映画にもあったような場面が続く。最後に謎が解き明かされるまで、なぜこんな題名なのか不明であろう。

20年前、少女が誕生日祝いで祖父からペンダントを贈られる。
現在に時は移る。パーティの後、若い女性は恋人とオートバイに乗ったまま、道端で求婚され、承諾する。その直後、オートバイは車にはねられる。
場面は連続殺人が起きる街になる。主人公の大学の犯罪学教師は頼まれ、警察に協力し捜査にあたる。酸鼻究まる殺人現場にはピタゴラスの言葉が書いてある。看護婦や医師や、判事、弁護士などが犠牲になる。これが映画の初めの方の、轢き逃げ事件に関わった者たちとわかる。恋人のうち女は死亡、男は生き延びたものの、不具者となり犯罪はできそうにない。

現場に残された手がかりから、二つの数の間で関係のある友愛数とわかる。弾き逃げ犯人も殺された。
大学教師は、轢かれ死亡した女の墓場で待つ。そこへ犯人が現れ、真相が明らかとなる。

話は込み入っていて、友愛数といった聞きなれない言葉、しかも字幕は英語だけである。国立FAでいつもより入りが少ないと思ったら、日本語字幕がないせいと上映開始後わかった。英語字幕は早く消えてしまい、読み取れないところしばしばである。会場入り口で概要が記されているA4裏表の紙が配られた。日本語字幕がつかないためであろう。

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