2025年5月31日土曜日

赤い天使 昭和41年

増村保造監督、大映、95分、白黒映画、若尾文子主演。相手の軍医は芦田伸介。日中戦争の最中、若尾は中国の陸軍病院に従軍看護婦として派遣される。最初の病院では患者の兵士たちに暴行される。後に前線の野戦病院に赴く。ここで自分を暴行した兵士の一人が瀕死の重傷を負っており、軍医の芦田に頼み輸血してもらうが、兵士は死ぬ。

街の病院に戻り、両腕をなくした兵士を世話する。外出に連れ出し、旅館で相手をしてやる。これに感激した兵士は病院に戻ってから投身自殺をする。軍医の芦田は多くの傷病兵を、ただ腕や脚などを切り落としているだけだと自己嫌悪に陥っている。若尾は励まし、夜の相手をする。

激戦地に芦田が赴任する。若尾は頼んで同行させてもらった。その場所では敵との戦闘だけでなく、コレラが流行り次々と兵士は倒れていく。翌朝援軍が来る予定の夜明けに敵との激戦があった。芦田も軍医ながら戦闘を指揮した。明け方、援軍が来る前に味方は全滅した。若尾は死体を調べていく。芦田の死体も見つかり号泣する。

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