ルネ・クレマン監督、仏、87分、白黒映画。第二次世界大戦初期のフランス。避難する人々に独軍の機銃掃射が浴びてせられ、少女の両親及び愛玩の子犬が死ぬ。助けられた者に子犬を川に投げ捨てられる。また空襲があり、少女は川に浮いた子犬を追っていく。
死んだ犬を抱いていると少年に会い、犬の埋葬について教えられる。一人(一匹)では寂しい、他の死んだ動物も埋めようとなる。また十字架を墓に植えると知り、きれいな十字架が欲しくなる。少女は少年の一家の世話になる。きれいな十字架を少女が欲しがっているので、少年はあちこちから十字架を盗んでくる。事故で死んだ少年の兄の墓からも持ってくる。少年の父親はてっきり仲の悪い隣家が死んだ息子の十字架をを盗んだと思い込み、喧嘩になる。最後に少年が盗んだ犯人と分かる。父親は少年を問い詰めるので、少年は隠れる。
警察がやってくる。十字架泥棒を捕まえに来たと思ったが、実は孤児の少女を保護に来たのだった。少年は少女を失いたくないので、条件で十字架のありかを教えると親に言う。しかし少女は連れていかれ、少年は激怒し、隠してあった多くの十字架を川に投げ捨てる。少女は人で混んでいる施設に連れていかれ、待っている。少年と同じ名を呼ぶ声が聞こえたので、自分も少年の名を呼んで人混みの中に消える。
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