2014年10月29日水曜日

有名になる方法教えます It Should Happen to You 1954

ジョージ・キューカー監督、主演はジュディ・ホリディ。相手役はジャック・レモン。彼はこれが映画初出演とか。


 ニューヨークの中央公園。少し変わった若い女性に、ドキュメンタリー映画を撮っている青年が会う。聞けばモデルを失業したところとか。前向きに生きろと励ます。女性は繁華街の街角に大きな看板を発見する。広告募集が出ているので、大金を払って自分の名前をそこに載せる。ここへ自社の広告を載せる予定だった会社の青年重役が、替えてくれと説得するが女性は降りない。最後は他の6か所の広告用看板と交換で了承させる。映画青年は女性に好意を持っており、広告で自分の名を売るなどすべきでないと言うが聞かない。女性の名が街角のあちこちに載るので話題になる。テレビに出演依頼がありそれから売れっ子になっていく。青年重役は彼女を仕事と言って連れ出し迫るが嫌がって逃げ出される。最後には彼女も自分の売れ方が嫌になり、映画青年と結ばれる。

 ジャック・レモン演じる青年が主人公に、有名になるより毎日の日常の生活を大切にする、これが重要だと言う。こういうこと映画で言われると、演じている俳優にとって有名になることこそ一番重要じゃないかと思ってしまう。こんな矛盾を考えていたら映画なんて作れないのだろうが。

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