2014年10月24日金曜日

俗人説教師の生涯 Evangeliemandens Liv 1915

1915年デンマーク映画、ホルガー=マッスン監督。



 屋外で住民に向かい説教する牧師、その時若い男が牧師は以前刑務所に入っていたと糾弾する。それは無実の罪だと答える。
若い男は恋人がいるが悪い仲間から抜けられず、犯罪に参加するよう強制される。拒否して逃げ出す。牧師を見つける。追いかけてくる連中は牧師に殴打され警官が来ると退散する。
若い男は真人間になりたいと言う。牧師は自分の経験を参考にしてくれと話し始める。
牧師は若い頃裕福な生活を送り、女性と付き合っていた。その女性に他の男がつき男同士で争う。相手が撃った銃は女性に当たってしまう。相手は逃げ出し茫然としていると警察がきて逮捕される。刑務所で聖職者から諭される。再審があり釈放となる。

牧師は語り終えて若い男と彼の婚約者のところへ行く。女性は自殺を図るところだった。二人の結婚を民衆の前で行う。

 極めて宗教的なというか日本ではあまり考えられない、いかにも欧州的な映画でキリスト教信仰により立ち直るという話である。全体として敬虔な雰囲気が漂う。

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