2015年3月17日火曜日

男人四十 2001年

香港のアン・ホイ監督による映画。題名は40歳になった男を主人公にしているから。

主人公は40になる国語の教師である。教え子の女高生がこの教師を好きになる。当然ながら悪い気がしない。といっても、にやつくわけでなく良識あるように振る舞う。男には妻がいてそれなりに大きい二人の男の子もいる。何か妻との間がぎくしゃくしている。その訳は最後にわかる。それまでに伏線を張るように過去の映像も出てくる。

女高生と付き合うようになり行くところまでいくようになる。これが一人の筋でもう一つは妻の過去である。これの全貌が最後に明かされる。

中年男と若い、ここにあるように高校生くらいの女の子との恋愛は、映画や小説によく出てくるような気がする。随分非現実的な設定と思ってしまう。そんなにオジサンがもてるか。映画では俳優が演じており魅力的なので中身のない若者より好かれても当然かもしれない。しかし映画で非現実的な設定は普通ではないのか。それを中年男と女の子の恋愛に関して不自然に感じるのは、多分男なら歳とっても若い子にもてたいという願望があるものの、現実にはありえない。それを映画の中では実現している。自分には起こりえないので非現実的と思ってしまうのである。

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