2015年3月7日土曜日

ロージャー 1992年

インドのマニラトナム監督による総天然色映画、インド映画らしく140分の長尺。
題名のロージャーとはヒロインの名である。

マドラス郊外の田舎。姉の求婚者がやってくる。姉はその青年と見合いをする。彼女は断ってくれと頼む。驚く相手に自分には好きな人がいるからと説明する。相手はそれを受けて断るだけでなく、なんと代わりに妹のロージャーを名指しして嫁に所望する。
本人のロージャーも家族一同も驚愕する。

マドラスで新婚生活が始まる。ロージャーは当初全く納得がいかず不満ばかり言っている。しかし姉から真相を聞くと改心する。新郎は暗号解読を軍から頼まれ、北部の紛争地帯に赴く。ロージャーも頼み同行する。早朝、彼女が寺院へお祈りに行く。夫は彼女を捜しに出かける。その時に敵方のテロ一味に拉致されてしまう。敵は引き換えに捕虜となっているテロ一味の幹部を釈放しろと要求してくる。もちろん簡単に応じるわけにはいかない。

映画の後半はロージャーが夫を救出すべく奔走する様を描いている。

テロ一味に誘拐されるとか現代の日本人も巻き込まれる事件があって、人ごととは思えない題材である。
女主人公は極めて自己主張が強く、行動的である。これだけ言いたいこと言う人が予定もしていない人となぜ結婚したのか不思議に思わないわけでもないが、娘の結婚は親が決めることになっているのだろうか。

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