標記三人の作家による、鼎談及びそのうち二人に対談を集める。
内容は「文学者とは」三人、1958、「現代作家はかく考える」三島、大江、1964、「短編小説の可能性」安部、大江、1965、「二十世紀の文学」安部、三島、1966、「対談」安部、大江、1990、である。
ともかく三島の頭の切れるのには感心する。最初の鼎談は本当に面白い。他の対談は理解できていないところがある。一番長いのは安部、三島による「二十世紀の文学」であるが、これなど特に難しく感じた。最後1990年の安部、大江の対談で安部が三島の思想は嫌いだが人格は好きだと言っているのが心に残る。
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