2020年11月12日木曜日

ジングルベル Good Tidings 2016

 W・ベッドフォード監督、英、99分。恐怖映画というかスラッシャー映画。

ホームレスたちが集まってクリスマスのパーティをしている建物、博物館か裁判所のような建物で、使われていないのでホームレスが占拠している設定、にサンタクロースの格好をした3人の男がやって来て殺人を始めるという映画である。

まずサンタクロースたちは会話がなく、そもそもどうしてここで殺戮をしたのか不明である。これは何も動機がなく大量殺人が起こっている現代の反映に見える。被害者のホームレスらはそれなりに人数がいるが、主人公であろう男とその知り合いの女たちは抵抗する。それが映画の筋になる。残酷な殺しの場面そのものは映さないが、後から死体を映す。

こんな映画のような出来事は起きて欲しくないが、例えば50年前だったらそもそも誰も作ろうとは思わなかった類の映画である。出来は褒められたものではないが、現代では映画になりうるようになった。

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