2020年5月25日月曜日

オープニング・ナイト Opening Night 1977

ジョン・カサヴェテス監督、米、150分、ジーナ・ローランズ主演。

大物舞台女優であるローランズは、最近スランプ気味である。ある夜、劇場前でサインを求めてきた少女と別れたすぐ後、その少女は車に当てられ死ぬ。
ローランズはまずます憂鬱に陥り、役をこなす自信がなくなる。原作者、演出家、その他関係者と意見の食い違い、対立が生じる。
ニューヨークでの初演の日、行方をくらまし、スタッフ一同を慌てさせる。上演中止になるかと思いきや、劇場に姿を現す。しかしかなり泥酔している。舞台に立てるかどうかも危ぶまれる。ともかく開幕、ローランズの演技は覚束なく、途中でまた中止かと思わせるような態である。しかし最後までやり抜き、称賛を受ける。

俳優という職業の危うさ、他人に迷惑をかけるなど厭わないのか、と思わせる行動。映画だからうまく収まったが、実際はどうであろうか。

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