2020年5月15日金曜日

白日夢 昭和39年

武智鉄二監督、松竹、93分、白黒映画。
谷崎潤一郎の原作の映画化。映画の初めに「『白日夢』の映画化に寄せて」という谷崎の文が字幕で出る。

歯医者で待っていた青年(石浜朗)は、女の患者が気になる。先に呼ばれた女は治療を受ける。その治療を石浜は見ている。女は痛そうである。そこから石浜の白日夢になる。女が医者の男にいじめられる。縛って天井から下げる。その他、様々な手口で女をいたぶる。石浜は助けようとするが、うまくいかない。最後に女を銀座辺りの繁華街の歩道で石浜は刺殺する。自分が殺したと叫んでも誰も振り返らない。その後歯医者の部屋に場面は戻る。女が忘れた品を持って追いかける。車に乗らないかと女から誘われ、同意する。

上映当時、猥褻さが話題になったそうである。確かに当時の感覚からすればかなり過激な場面が出てくる。

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