2020年5月11日月曜日

赤い手のグッピー Goupi Mains Rouges 1943

ジャック・ベッケルの戦時中の作品、100分、白黒映画。
田舎に住むグッピー一家。若い息子がパリから帰ってくる。その日にこの村ではカネの盗難(失踪)、老人の卒倒、中年女の殺害があり、てんやわんやの騒ぎになる。
一族に起こった悲劇で、警察を呼ばずみんなで解決しようとする。パリ帰りの若い旦那は美人を見初める。そもそもパリで社長をしているというので、美人の娘と結婚させようと村へ呼び戻したのである。実際は販売員だったが。美人と若旦那は相思の仲になる。その若旦那に犯罪の嫌疑がかかる。美人は若旦那をかばおうとする。
最期には赤い手のグッピーという中年親爺が解決する。若い二人は結婚する予定。代々伝わる、へそくりの在り処は子供に残す、という。ユーモアと犯罪要素を持つ映画である。

ジャック・ベッケルの作品というので観るが、正直それほどの傑作かと思った。もし無名の監督がつくっていたら残った作品だろうか、が正直な感想。

0 件のコメント:

コメントを投稿