2020年5月21日木曜日

ナイアガラ Niagara 1953

ヘンリー・ハサウェイ監督、米、92分、総天然色映画。
マリリン・モンローの映画として名高い。数十年ぶりの再見で、ジョゼフ・コットンが相手役として出ていると気が付いた。

ナイアガラの滝の観光映画のようなところがあり、現地の観光協会のカネで作ったのかと最初思ってしまった。ところが途中で女が逃げる際、柵が簡単に壊れ、危うく落ちそうになる場面がある。危険な場所ですと言わんばかりで、観光協会協賛ではないだろう。
ナイアガラの滝の前のバンガローに新婚夫婦が来る。予約してあった小屋には、モンロー、コットン夫妻がまだ出ていかず、モンローが主人の調子が悪いと言う。新婚は別の小屋に行く。モンローとコットンは仲が悪く、モンローは愛人とコットンを亡き者にしようと企む。しかし人を呪わば穴二つで、大体この辺りは予想通りの展開になる。
モンローは途中から出なくなる。その後もコットンと新婚の妻の話はあり、モンローでなく妻(ジーン・ピーターズ)の方が中心かと思った。もっとも最初の登場人物紹介では一番初めにモンローの名が出てくる。

正直、映画史上最も有名な女優マリリン・モンローが出ていなかったら残ったかどうか危ぶまれる映画である。しかしそんな話でなくモンローがカラーで見られるし、モンロー・ウォークも出てくる。それらを楽しむ映画だろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿