2015年1月30日金曜日

若さま侍捕物帖鮮血の人魚 昭和32年

大川橋蔵主演による深田金之助監督の総天然色映画。


島から逃げだす男たち。一人はからくも逃げおおせたようだ。舞台変わって両国の川開きの花火。鍵屋の花火職人が今までにない豪勢な花火を打ち上げる。早々に去る。その彼が死体となって見つかる。検分した若さまは鉄砲で撃ち殺されていることを指摘する。明くる日その殺された職人の親方も殺される。

これらの裏には強力火薬があり、それを入手しようとする悪徳商人一味とそもそも開発した尾張屋敷の画策があった。尾張では乗っ取りを企む藩の重臣が再興をめざす人魚島の一族をたきつけて城を襲撃するつもりでいた。その人魚島の中心の姫が江戸の藩邸から尾張へ戻る。行列は見せかけで姫はお供と巡礼姿で帰郷する。それらを追いかける悪徳商人一味、また若さまも取り巻きの岡っ引きを連れて後を追う。

道中で姫に会った若さまは人を不幸にするような騒ぎは避けるべきと諭す。島に着いた姫と重臣たち。家来に名古屋城襲撃を指示するが姫は躊躇している。この間若さまは療養中の城主に知らせ早々に名古屋城に戻るよう伝える。一方島に着いた悪徳商人一味は火薬を盗もうとするが撃ち殺されてしまう。襲撃を止めようとする姫は重臣たちに取り押さえられるが若さまが助けに入る。鉄砲で狙われる若さま。その時爆発が起こる。岡っ引きが火薬庫を爆破したのだ。若さまは重臣一味を切り捨てる。

大川橋蔵が新吾十番勝負の前に出ていたシリーズの初の総天然色ワイド版だそうだ。

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