2021年8月4日水曜日

足ながおじさん Daddy long legs 1955

ジーン・ネグレスコ監督、米、128分、ジーン・ウェブスターの原作を自由に映画化。ミュージカル映画である。フレッド・アステアとレスリー・キャロンが主演。

米の大富豪のアステアがフランスに行った際、孤児院のキャロンを見つけ、アメリカの大学に留学させてやろうとする。しかしアステアの名は一切出さないままで。キャロンは女子大に入る。手紙をいつも書いているのだが、足ながおじさんと命名した匿名の相手からの返事は一切なし。秘書らがアステアに言い、初めて手紙を全部読み、キャロンに関心を抱く。この辺り援助しておきながら、全く放っておいてアステアが非情な人間に見えてくる。大学のパーティに自分が援助者とは隠して参加し、キャロンを気に入る。その後はアステアが大富豪なので贅沢三昧させ、キャロンに恋心を抱くようになる。最後はこういう映画だから当然めでたく終わる。

この映画の製作当時、アステアは50代半ば過ぎで(現在の年齢に換算したら10歳くらい上になるだろう)、なおかつ美男子でもないから、ただただ大スターアステアとして観るわけである。もしアステアを知らない人が見たらダンスはうまいが、なんだこの爺いとなるだろう。

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