2020年9月4日金曜日

旅愁の都 昭和37年

 鈴木英夫監督、東宝、37年、総天然色映画。宝田明、星由里子主演。

大阪の建築会社に勤める宝田明は、親類の音羽信子のやっている喫茶店で、星由里子を見て一目惚れをする。浜美枝が宝田の結婚相手の候補だった。それを斡旋したのは淡路恵子である。沖縄に出す淡路の店を設計するため、沖縄に飛ぶ。まだ復帰前で観光名所が沢山出てくる。

すっかり星に惚れた宝田は率直に申し込む。しかし星の態度はあいまいである。暗い過去があったからだ。既婚者なのに未だに星に未練のある、星の幼馴染みから宝田は真相を聞く。困っていた時、金のある上原謙の女になり、それで母親の病気を救ったのである。聞いた宝田は複雑な気持ちになる。星も真相を知られ、宝田との付き合いはなくなる。その時期に母親は死去する。宝田はやはり星と結婚したいと思い直し、家を尋ねるが引越しの後で行方がしれない。この間、浜に対しては宝田は断るが、淡路も宝田を好いており迫られる。最後に宝田は星を見つけ、幸福になれるだろうと思われる。

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