2025年4月18日金曜日

百田尚樹『至高の音楽』PHP新書 2016

小説家の百田尚樹が好んで聴いているクラシック音楽とその代表的な演奏を紹介した本。全部で25曲挙げている。更にその曲について著者が好んでいる、評価しているCDを数枚挙げている。取り上げられた曲は有名なものばかりである。

初心者を対象としているため、大部分が広い意味での管弦楽曲であるが、その他、ピアノ独奏が5曲、1曲挙げられている曲は、ヴァイオリン独奏、室内楽曲、歌曲、オペラである。好んで聴いている演奏で第一に挙げられているのは、実にスタンダードな、正直言って半世紀前、LPレコード時代からの定盤ばかりで驚く。もちろんその他数枚の名盤も書いてあるので、自分などは初めて知った演奏もある。確かにこれからクラシック音楽に親しもうとしている者には良い手引きになると思われる。

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