山田風太郎の忍法帖シリーズの第1巻である。甲賀、伊賀の忍者たちが死闘を尽くす。
徳川幕府三代目を竹千代にするか、国千代にするか徳川家康は迷う。休戦状態になっている甲賀、伊賀の忍者を戦わせる。二人の孫を夫々の忍者側に決めて、勝った方の忍者に決めてある孫を将軍にする。十人ずつ選び名を記す。忍者同士が闘い、相手を滅ぼし尽くした方の勝ちである。特に甲賀の頭領格の男と伊賀の主の孫娘は相思の仲で結婚する予定であった。それが甲賀伊賀の闘いが始まり敵味方になってしまった。
忍者たちは超人的な秘術を尽くし戦い合う。超能力とも言うべき非現実な能力、身体を持った忍者たちである。超能力の持ち主である忍者たちが次々と相手を倒していく。後の漫画その他の見本になった作品である。(角川文庫、平成22年)
0 件のコメント:
コメントを投稿