2025年4月17日木曜日

佐野洋子『100万回生きたねこ』講談社 1977

絵本である。生まれて初めて絵本を読んだ。大きい本で横書きである。見開きページの左側に文字、右側に絵が色付き(カラー)という作り。絵を描いているのも作者である。

書名のように百万回生きて、同じように百万回死んだという猫の話である。色んな人に飼われた。王様、船乗り、手品師、泥棒、お婆さん、女の子に飼われた。死ぬたびに飼い主は悲しんだ。猫は野良猫になった。猫のボスになった。白い雌猫を好きになった。一緒になり子供を沢山持った。雌猫は年を取り死んだ。猫は泣いた。後に猫も死んだ。二度と生き返らなかった。

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