2021年7月29日木曜日

人生模様 O.Henry’s Full House 1952

ヘンリー・コスター、ヘンリー・ハサウェイ、ジーン・ネグレスコ、ハワード・ホークス、ヘンリー・キング監督、米、117分。O・ヘンリーの短篇5作を映画化。いずれも原作が有名な掌篇の短篇映画化であるから、脚色等の余裕はあまりなく、原作の味を伝えようとしている。話はたいてい知っているので誰がどう演じるかに興味がある。

まず第一話は「警官と聖歌」で、浮浪者(ロートン)が刑務所で寒い冬を過ごそうとするがなかなかうまくいかない。最後はO・ヘンリーらしいどんでん返しで終わる。端役でマリリン・モンローが出ている。当時は端役女優だったから不思議でないが、超有名女優として記憶されているので、観ている者の目に留まる。

第二話は「クラリオン・コール新聞」でこの話だけ映画の前には知らなかった。久方ぶりに会った友人同士。一方は刑事で、もう一方(ウィドマーク)の犯罪を追っている。しかしウィドマークは貸しがあるから逮捕できまいと言う。その借りを返す方法でひねっている。

第三話は「残った葉(最後の一葉)」で、あまりに有名過ぎて映画化しなくても良かったのではないかと思う。この話を知らない者がいるのだろうか。第四話は「酋長の身代金」でこれまた超有名であり、原作の方が坊主のいたずらがひどかった。第五話は超絶有名な「賢者の贈り物」である。O・ヘンリーの有名な話を三つ挙げるのなら、この3~5話になるだろう。この話を読んだ時思ったのは、映画内でも言うが毛ならすぐ伸びるだろう、それから題名がなぜ「賢者の贈り物」になっているかである。後者は以下のように理解している。原題はthe Gift of the Magiでこのmagiを賢者と訳している。マギには色々意味があるようだが、キリスト誕生の際、訪れた東方三博士もマギである。その贈り物が黄金、乳香、没薬であった。キリスト生誕に贈られたように価値がある贈り物、という意味であろう。

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