2021年7月14日水曜日

殺しのドレス Dressed to kill 1980

ブライアン・デ・パルマ監督、米、106分。

アンジー・ディキンソン演じる人妻は欲求不満を抱えている。通っている精神分析医がマイケル・ケインである。ディキンソンはケインにも挑発するような言動を取る。美術館に行ってある男を会い、その男と一緒にタクシー内で行為に及ぶ。男の部屋で書類を見ていたら性病患者と分かり驚いて逃げる。エレベーターで背の高い女はいきなりディキンソンに剃刀で切りつける。エレベーターが開いた際、血まみれの姿をたまたま見たナンシー・アレン演じる娼婦は驚愕する。見えない扉の陰に殺人者がいると知る。

殺人事件でアレンは参考人となる。警察で知ったディキンソンの息子と犯人捜しをする。アレン自身も背の高い女に襲われる。ケインのところに来ている患者だろうと息子とアレンは見当をつける。カルテを調べに患者然としてアレンはケインのところへ行く。ケインを挑発してカルテを捜す。その時外で監視していた息子は襲われそうになる。あの背の高い女が現れアレンに剃刀で切りかかろうとする。銃声が鳴り女は倒れる。警察によって救われた。犯人は女装したケインだった。後に専門家がケインは性障害で精神に男と女が同居していると説明する。自分が魅力を感じた女をもう一人の人格である女が、殺しに行くのである。映画では最後にヒッチコックの『サイコ』にならった場面が出てくる。

久しぶりの鑑賞で残酷な場面もさることながら、性的な会話が随分多いと思った。

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