2021年6月5日土曜日

裸足のイサドラ Isadora, the Loves of Isadora 1968

カレル・ライス監督、英、133分。

モダンダンスの創始者、イサドラ・ダンカンを描いた映画。20世紀初頭のヨーロッパを舞台にイサドラの自由な生き様を映画にしている。女の気まぐれ、芸術家ならではの自由奔放、恋になど自分の欲望にあくまで忠実といった生活で、正直なところあまりに「型にはまりすぎる」とさえ感じた。こういう生き方をみて憧れる人がいるだろうが、そんなにいいものだろうかと思ってしまう。

イサドラを演じたのは通好みの女優ヴァネッサ・レッドグレイヴである。通好みの女優は、キャサリン・ヘプバーンにしろこのレッドグレイヴにしろ中性的である。男っぽいとも言える。媚びているような気配が微塵もなく、性別に関係なく俳優性そのものを評価しているというなら、それもそんなにいいのかとこれまた思った。

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