2020年6月15日月曜日

トーマス・マン『ゲーテとトルストイ』 Goehte und Tolstoi 1922

トーマス・マンが講演のため執筆した原稿を改定して出版された。

ドイツとロシヤを代表する文豪であり共通点がある。それは古典的であり、調和的で完成度が高い。また芸術家としてだけでなく、それ以外の業績でも抜きん出ていたところも同じくしている。
ただマンはこの両文豪をただ称賛するだけでない。その貴族的な表面に隠された必ずしも好ましくない面についても共通しているという。
以前マンの『ワイマルのロッテ』を読んで、そこでのゲーテの描き方に違和感を持った。この謎について本書を読んで解明した。

またゲーテとトルストイと言えば、その対としてシラーとドストエフスキーも思い起こされるであろう。この両者もやはりゲーテとトルストイと同じように類似点があり、二人についても若干触れ、対照している。大部分と題名とおりゲーテとトルストイについてである。
山崎章甫・高橋重臣訳、岩波文庫、1992

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