2020年7月16日木曜日

白い恐怖 Spellbound 1945

ヒッチコック監督、米、110分、グレゴリー・ペック、イングリッド・バーグマン主演。

バーグマンは病院の精神科医、現院長が引退し、新しい院長が来る。その新しい院長がグレゴリー・ペックである。バーグマンはペックに惹かれる。しかしペックの様子は少しおかしい。ペックは病院から出てホテルに隠れる。バーグマンも後を追う。
その間、ペックが新院長でないと分かる。本人が不明なので、ペックが殺して自分でなりすましていたのではないかと疑いがかかる。

ペックとバーグマンの逃避行になる。ペックは記憶喪失していて自分が実際、新院長を殺し方かもしれないと言う。バーグマンは何とかしてペックの記憶を取り戻したい、また彼の無実を信じている。バーグマンが世話になった精神科医のところへ行く。その精神科医もペックの治療に協力する。ペックの夢を分析する。夢は映画に協力したダリによる。
ペックの幼年時の精神的外傷が影響しているだろうとバーグマンは言う。ペックは白いものを見ると怖がる。白いだけでなく、そこに黒い線が入ったものに怯える。これはスキーの跡と分かり、二人でスキー場に行き、ペックは少年期の事故を自分のせいと思っていたと分かる。

ペックの記憶が戻り、大体が判明した。しかし新院長の死体に銃痕があった。誰かが殺害したのだ。その謎もペックの夢の分析でバーグマンが解く。

米でフロイトの学説が猛威を振るい、支配的だった時期の作品とよく分かる。

0 件のコメント:

コメントを投稿