2020年7月27日月曜日

悪魔を見た 악마를 보았다 2010

キム・ジウン監督、韓国、144分。

犯罪復讐もので、描写がどぎつく、日本では作りえない作品である。

道端で止まっている車、中の女は婚約者(主人公)に電話する。エンコしてレッカー車を待っている。そこへ窓ガラスを叩く中年男。事情をきき、直してやろうかと尋ねるが、女は断る。しかしその男は窓ガラスを棒で叩き割り、女を襲う。自分のアジトに女を連れてくる。縛られている女は命乞いをする。男は無情に殺害する。数日後、川でバラバラになった女の死体が見つかる。婚約者は警察関係者であり、休暇をとって復讐に向かう。

犯人は女の暴行殺害の常習者で、少女を手にかけようとしていたところ、主人公が見つけ、二人は激しい戦いをする。主人公は犯人を痛めつけたものの、殺さない。婚約者がひどい目にあった、その痛みと同様の苦しみを犯人に与えようとしていた。

映画はこの後も主人公が犯人を痛めつけ、殺したかと思われるくらいだが、まだ犯人は死んでいない。それが主人公側に大きな悲劇をもたらす。被害者の父、妹がいいかげん復讐はやめろと諭すがきかない。犯人は主人公の正体を探り当て、その身内である義理の父と妹に魔手を延ばす。最期には主人公は犯人を捕らえ、今度こそ本当に命を取る。終わった主人公は微笑みをもって運転していく。

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