2019年5月21日火曜日

忠臣蔵外伝 四谷怪談 平成6年

深作欣二監督、松竹、104分。
四谷怪談の伊右衛門が赤穗討ち入り候補の一人だったという設定で、忠臣蔵と四谷怪談を混合させた映画。佐藤浩市主演。

松の廊下、内匠頭の切腹、赤穗城での会合が簡単に続いていく。赤穗城で発言する佐藤浩市扮する伊右衛門。浪人であったが最近赤穂家に召し抱えられた。
伊右衛門は浪人時代、琵琶を弾いて口過ぎをしていた。幼い日、父親が病気で寝ていた頃、辻斬りでカネを奪った経験がある。伊右衛門は知り合った少女、お岩が湯屋で働いていたと知る。その後、お岩はおしかけ女房になって住む。たまたま助けた娘が吉良家の家臣の孫娘で、頭がおかしいのだが、伊右衛門を好きになる。

忠臣蔵の方は、内蔵助の一力茶屋での遊びがあり、いよいよ決行が決まった。それまでにお岩は妊娠していた。仲間にも敵討ちに参加せず、逃げる者がいる。例の孫娘から呼ばれた伊右衛門はその屋敷に行き、孫娘の婿になる代わりに、吉良家で雇ってくれと条件を出す。

その間、孫娘の乳母は坊主に毒薬を持たせ、お岩に飲ます。この辺りは普通の筋。顔が崩れ流産の上死亡する。坊主と密通したとして戸板にはりつけになり、川へ流される。
一方、祝言をあげた後に伊右衛門が新婦を殺すなども通常とおり。斬られた乳母の首が転がるところは面白い。

その後吉良家へ討入。伊右衛門は半分幽霊のようで、お岩も幽霊で吉良方の侍を殺していく。最後に吉良が討ち取られると伊右衛門も完全に死ぬ。

今まで忠臣蔵や四谷怪談の映画は随分観てきたが、こういう融合の仕方もあるのかと思って面白く観られた。ハチャメチャなのだが、映画作りの「遊び」が感じられる。
あまり忠臣蔵や四谷怪談の普通の映画を観ていない人は混乱するかもしれない。

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