2018年11月29日木曜日

キャリア Karriär 1938

スウェーデン映画、シャミール・バウマン監督、107分、白黒映画。
若い男女が将来を誓い、共にキャリアを磨いていく。
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バスで巡業する移動劇団。製鉄所がある町に来る。かつては有名だった年配の女優は若い時、その製鉄所の社長を知っていた。社長は不在であったものの、社長の友人と仲が良くなる。また劇団の若い女優は、製鉄所の技師と知り合う。お互い好意を持ち、将来に向けてキャリアを向上させていくと誓う。

後に手紙で自分が主役を演じると技師に知らせる。技師が観に来るという。若い女優をかわいがる年配女優は劇団の中心女優に頼み、臨時で主役を交代してもらう。年配の女優は、高慢な中心女優と喧嘩、劇団を去る。若い女優を連れ上京する。知り合いだった国立劇場の支配人と掛け合う。しかし今では全く相手にされない。

技師が自分の案を売り込もうとしていた実業家が、同席していた年配女優のファンであった。それで彼女らは金を融通してもらえた。若手俳優を養成する劇団を作り公演できるようになる。しかし年配女優は久方ぶりのカネが入ったので浪費してしまう。公演の際も演技が全くできず失敗する。しかし若い女優は注目され、その後有名になり活躍する。技師は誤解をし、若い女優と連絡が途切れる。また製鉄所のある町に来た際、誤解は解ける。

観ていて、全く話は異なるが移動劇団を舞台にしているということで、小津安二郎の『浮草物語』を思い出した。昔はこういう移動の劇団が多かったのであろう。

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