2018年11月20日火曜日

春泥尼 昭和33年

阿部豊監督、日活、98分、白黒映画。筑波久子主演。

農家の娘、春枝(筑波)は、家が貧しいため、尼になる。尼寺で左幸子と仲が良くなる。二人で学校へ行かせてもらえる。同級生の中に外の男と通じた尼がいた。迎えに来るはずの男が事故死してしまい、妊娠している尼は火を放ち自殺する。この放火で堂が燃える場面は見応えがある。
寺に帰ってから、法事で外出した際、左はプレイボーイの岡田真澄に誘惑される。その後、筑波も岡田から誘われ、親密な仲になる。妊娠する。寺を辞め、岡田と一緒になるつもりで会う。岡田は怒り、尼姿だったから惹かれた、カネを与え堕せと言う。カネももらわず別れる。

実家へ帰る。親から激怒される。流産する。左が門跡になったと記事を読む。その左に会いに行く。真相を話す。左は自分のように門跡と崇められ歳をとっていくより、筑波のように苦労をした者が真の姿かもしれないと言う。寺に留まるよう言われたが、筑波は修行の旅に出る。

0 件のコメント:

コメントを投稿