2018年2月9日金曜日

バイバイ・ラブ 昭和49年



藤沢勇夫監督、Led Film Company作品の総天然色映画。

主人公の男は待ちぼうけで彼女から振られる。若い女が、痴漢に追われていると言って通り抜ける。後から来た男を脚で引っ掛けて倒すと警官だった。万引きの女を追っていたのに、と言われ引き立てられる。しかし途中で間抜けな警官を騙し、拳銃を奪って逃げる。先ほどの女に会う。彼女は米人の大使館員の家に住んでいた。さんざん狼藉を働き、そこに男も泊まる。彼女に好きだと言って共寝をするが驚く。彼女は男だったのである。

朝、大使館員が戻ってくる。驚き、銃を出して寝台の二人を脅す。しかし男が布団の下から銃を撃って、米人を殺す。二人は車を奪って逃げる。

その後逃走する二人は警官たちと銃撃戦をしたり、車を換えて更にそれを崖から落とす。歩いてホテルに着く。コールガールを呼び、三人で痴戯にふける。別々に青森まで行こうと約束する。女に男の格好をすれば捕まらないと言う。男はジープを奪って駆ける。隧道を出たところで警察が待ち伏せして、銃弾を浴びせる。
女は言われたとおり男の姿になっていた。

フィルムセンターの上映前、監督が簡単な挨拶をした。ネタバレのようなことを言っていた。
館員が1970年代の自主上映の定番であったと述べた。

前年の米映画『地獄の逃避行』を思い出させるし(実在の事件を基にした映画で「ナチュラルボーンキラーズ」「カリフォルニア」もそう)、また最後の場面で「俺たちに明日はない」を思い出すのは自然である。

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