2020年10月2日金曜日

ことの次第 Der Stand der Dinge 1983

 ヴィム・ヴェンダース監督、西独、葡、米、127分、白黒映画。

映画を撮る話。ポルトガルの海岸に映画を撮りにアメリカから一行が来ている。フィルムがないと言われる。ないから映画撮影ができない。中断する。ドイツ人の監督は、みんなの前で持論をぶつ。とうとう最後に製作者に掛け合うため、アメリカ、ハリウッドに監督は飛ぶ。会えない。しかも金の出どころは別人だと聞かされる。大型のキャンピングカーにいる製作者に会う。事情を聞く。見つかったら殺されると言う。夜中ずっと走っていて、元いた駐車場に戻ってくる。監督が出て別れようとするので抱擁する。その時、銃で製作者は撃たれる。早速監督は小型カメラを回して周りを映す。もう一発の銃声。監督も斃れた。

映画制作についての映画、楽屋物というのだろうが、議論したり映画そのものは何か映画人の自慰のような代物である。関係者などには評判がいいのであろう。映画の最後は予想できた。

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