2018年1月18日木曜日

8mm 1999年



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シュマッカー監督、ニコラス・ケイジ主演のサスペンス恐怖映画。

主人公は私立探偵。亡くなった某富豪の未亡人から依頼がある。夫の遺品の中に気味の悪いビデオがあった。少女をいたぶり殺してしまう内容である。本物かどうかの調査である。
その中の少女が誰かを調べる。家出した少女が浮かび上がる。家に行き、母親から事情を聞く。家出して、ハリウッドへ行ったらしい書置きを見つける。
ハリウッドへ赴く。それらしいビデオを撮影している者を捜そうとする。ポルノ店に勤める若い男の手引きで、ニューヨークのビデオ撮影監督を訪ねる。しかし罠が待ち受けていた。最後はアクション映画のようになり、主人公は正義の裁きを下すといった内容である。

ともかく陰惨な内容であり、そちらに関心が向くかもしれない。しかしハリウッドといった華やかな世界を目指す者の哀れな結末、実態を描くという印象が残る。これほど悲惨な場合でなくとも、沢山の者がひどい目に会っているだろう。また程度の差こそあれ、日本でも同様の事情と思われる。

このような映画をハリウッドで成功している俳優たちが演じているので、それらの者にとって他人事かもしれない。一歩間違えばあるいは誰でもそういう目に会うとか、多くの敗残者の上に成立している世界と改めて思わせる。

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