2017年11月3日金曜日

グランド・ホテル Grand Hotel 1932



エドマンド・グールディング監督のMGM映画。白黒。グレタ・ガルボ、ジョン・バリモア、ジョーン・クロフォードほかオールスター映画のはしり。グランド・ホテル形式という言葉ができた。一人のスターと脇役という設定でなく、群像劇で夫々に出番があり交流を描く。
 
ベルリンの一流ホテル、グランド・ホテルが舞台。ガルボは今では落ち目になっているバレエ・ダンサー。ジョン・バリモアは男爵だがカネで首が回らなくなり、ホテルで泥棒をしようとしている。ジョーン・クロフォードは速記者で、企業の社長に雇われてこのホテルに来ている。この社長は会社が危なくなり、合併で危機を乗り切ろうとする。その会社の老人の簿記係りは、病気で余命幾ばくも無いと知り、貯めたカネをこのホテルで散財しようとしている。老人はホテルから扱いが悪いので怒り、最上級の部屋を要求する。男爵は八方美人で誰にでも愛想よく、この老人にも声をかけ二人は友人となる。速記者の女にも明日のダンス会で踊ろうと約束する。

社長は他の企業との契約を取りたいが、相手は乗り気でない。最後に英国の企業との合併が成功した、と言うと相手はそれならと態度を変える。実は合併できたとは嘘であった。彼は速記者の女に目をつけ、秘書として雇い英国まで行かないかと誘う。女は承諾する。
男爵はダンサーの部屋に忍び込み宝石を盗もうとするが見つかる。ダンサーに自分はファンであるから欲しかったと弁解する。ダンサーも男爵が気に入り二人は恋し合うようになる。明くる日列車で共にダンサーの次の目的地に行こうと約束する。

ダンス会で男爵は速記者に、老人と踊ってくれと頼む。それを聞いて社長は気に入らない。老人は会社の待遇が最低と文句を言う。社長は怒る。
ホテルの賭博で老人は大いに設ける。男爵は全くダメである。
その後社長は速記者を自分の部屋に呼び、口説こうとする。隣室の人影を見つける。男爵であった。社長は怒って手元にあった鈍器で男爵を殴る。男爵は死んでしまう。自分の行為に驚く社長。速記者は老人を呼んでくる。

明くる朝、男爵の死体は運び出される。警察が来て社長を連行する。速記者と老人は亡くなった男爵を偲ぶ。老人の病気を聞いて治せると女は言い、二人でパリを目指して旅立つことにする。何も知らされていないダンサーは、男爵はもう出発したと聞かされ、次の目的地に向かう。

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