2022年6月2日木曜日

警視庁物語 一〇八号車 昭和34年

若林栄二郎、村山新治監督、東映、54分、白黒映画。

三河台の屋敷町を巡回するパトカー108号。盗難被害のあった連絡を聞く。不審な小型トラックが駐車していた。一人の警官がパトカーから降りてトラックに誰何するといきなり走り出した。ドアにしがみつく警官。残りの警官はパトカーで追うが銃声が聞こえた。パトカーは同僚の警官が倒れているのを見つけた。直ちに救急車を呼ぶが死亡した。
この警官殺しを捜査一課は全力を挙げて追う。まずトラックのナンバーは控えていたがそれで持主を調べると既に売っており、売った先も偽名だった。ナンバーは分かっているから過去に何等かの事故や事件、違反を犯していれば記録が残っているはずだ。この過去の膨大な記録を刑事たちは手分けして延々と捜していく。ようやく犯人と思しき男の名や写真が分かった。
一方車を買った男が名義変更で売った店に来るというので張り込む。捕まえた若い男は黙秘権を行使して何も喋らない。しかし相棒の名や自分の本名が分かったので白状する。警官殺しの相方は有楽町のビルに来るはずだと。張り込みして来た犯人を捕まえる。最後に刑事たちは北の丸公園の弥生慰霊堂に合掌に揃って行く。

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