2021年2月26日金曜日

オペラ座/血の喝采 Opera 1987

 ダリオ・アルジェント監督、伊、107分。歌劇の歌手が被る恐怖。

ヴェルディの『マクベス』リハーサル中、劇に使う烏がうるさいとプリマドンナが文句を言い、練習は中止になる。その歌手が帰宅しようして交通事故に会い、代役の歌手を捜す。指名された若い女歌手は自分に務まるか迷う。更に他の者が『マクベス』には関係者に不幸が訪れる劇だという。励ましに会い、女歌手(主人公)はマクベス夫人役で出る。オペラの最中、照明用の高い場所に誰かがやって来る。係が注意すると刺される。この時大きな音がしてオペラは一時中断する。再開し、女主人公は喝采され一躍スターになる。歌劇が終わった後、女主人公が恋人と一緒にいる時、覆面の何者かが侵入し縛りつける。更に目の下に針が何本も立ててあるテープを張り、それら針がまぶたの上側に向けているので目を閉じれない。閉じたら目が潰れる。隣室から戻ってきた恋人を覆面の男は殺す。惨劇はその後も続く。衣装係がやはり女主人公が同様の状態にされた前で殺される。警察の警護を受けて自宅にいるとき、女のマネージャーがやって来る。扉を叩く音がするので、鍵穴からマネージャーが覗くと銃で撃たれる。

犯人を捕まえるため工夫をする。犯人が烏を殺害していたため、烏の復讐機能を使い歌劇の最中、烏の群れに襲わせる。犯人は刑事だった。犯人の刑事は女主人公と共に部屋に閉じこもる。犯人は女主人公の母に恨みがあり、娘に復讐するつもりだった。もはやこれまでとなった犯人は火をつけ火事で娘と一緒に焼け死ぬつもりになる。娘はからくも逃げ出す。犯人は死んだ。これで安心とスイス辺りの山の別荘に、女主人公は演出家と共にいた。ところが犯人は死んでおらず、ここ別荘まで追いかけてきて、女中と演出家は殺される。逃げる女と追う犯人。警察がやって来てようやく犯人を取り押さえる。それにしても実に多くの関係者が殺される話である。

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