2021年2月21日日曜日

読書日記『民主体制の崩壊』

 

趣味は読書であり、本を読まない日はまずない。身体が悪くなり病院に担ぎ込まれた日などを除いて。

読書には時間がかかる。映画で2時間かかるなら長い方だろう。もっとも最近の映画は長いものが多く2時間程度は普通かもしれない。それに対して、2時間で読める本はまずない。よほどの短篇を除けば、まとまった一冊の本を読むのに何日もかかる。それに読む速さはページ数だけで決まる話ではない。面白い本ならページが進むし、何を書いてあるか良く分からない、読みにくい本だと時間がかかり、なかなか進まない。

今読んでいるのはフアン・リンス著『民主体制の崩壊』、岩波文庫、2020年で、原著は1978年に出された。題名の通り、民主体制がいかに崩壊するかの考察であり、全体で第5部から成る「民主体制の崩壊」の第1部、総論部分である。2は「ヨーロッパ編」、3は「ラテンアメリカ編」、4は「チリ編」である。総論である本書を読んでいると、何を念頭に置いて書いているのかと思うところがある。それらは各論である第2部以降に関連する該当部分があるのであろう。

さて本書は残念ながら、自分にとって読みやすい本でなかった。各文は意味が分かる。しかし全体として興味を持って読み進められないのである。これは自分との相性が良くなかったのだろう。

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