2020年8月27日木曜日

ケルベロス、紅の狼 O Doutrinador 2018

 


グスタヴォ・ボナフェ監督、ブラジル、108分。警官がガスマスクをつけ、悪徳政治家連を退治する話。

主人公は警察特殊部隊で汚職知事を逮捕する。のち釈放される。幼い娘と一緒の時、銃撃を受け娘は亡くなる。絶望した警官は目の所が赤いガスマスクをかぶり、悪徳政治家等を狙撃し片付けていく。これには若い女ハッカーの助けがあった。大統領に立候補した実業家側にハッカーを人質に取られ、相手候補をテレビ討論中に殺さないと、ハッカーの命はないと脅かされる。警察側も狙撃犯が警察官ではないかと突き止め、狙っていた主人公は、友人の警官に邪魔される。結局、大統領候補の殺害はなかった。ハッカーの女も自力で逃げだす。主人公は警察に捕まった。

大統領に当選した悪党を始末するため、主人公は警察を脱獄する。その前に上司たちも賄賂を受け取っていると分かり、警察内の腐敗を知る。敵の護衛たちを片付け、大統領も射殺する。乗ってきた自動車には爆弾を仕掛けてあり、ビルごとふっとぶ。

非常に単純な筋であり、ブラジルの汚職構造を反映しているのだろう、決してなくならないと映画内でも言っている。ともかくブラジルのアクション映画を観られて貴重な体験だった。

0 件のコメント:

コメントを投稿