2019年1月15日火曜日

ボクの女に手を出すな 昭和61年

中原俊監督、東映=バーニングプロダクション、95分、小泉今日子主演。
不良だった小泉が金持ちの家の男の子の家庭教師というか、世話役になる。それで犯罪に巻き込まれていくという話である。
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小泉は店員をしているが、客とのトラブルで首になる。たまたま弁護士が声をかけてくれ、金持の男の子の世話をするためその宅に住み着く。わがままで手を焼かせる男の子である。
知り合いの不良から声をかけられ、子供を誘拐して身代金を奪おうと言われる。小泉は拒否する。逃げて車で不良たちの車で追われる。事故が起こり不良たちは死ぬ。実は不良たちはある男から雇われていた。殺し屋らしい男は小泉と子供を追う。この逃避行が映画の主である。

映画らしく非現実な設定で非現実な展開が続く。これまた映画らしくどんどん人が死んでいく(殺される)。むずかしいこと言わずに娯楽作として観ればよいのだろう。小泉の人気全盛期の記録でもある。
それにしても題名が内容と合っていない。何か小泉を巡る男同士の映画かと思ってしまうが、ジョン・カサヴェテスの『グロリア』の枠組みである。

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