2021年9月22日水曜日

ピアニストを撃て Tires sur le pianist 1959

フランソワ・トリュフォー監督、仏、92分、白黒映画。主人公はシャルル・アズナヴール。

男が二人連れに追われている。アズナヴールがヒアノを弾いている酒場へ逃げてくる。男はアズナヴールの兄(弟)で、匿ってくれと頼む。二人連れの追跡者をアズナヴールは邪魔し兄(弟)を逃がす。酒場の女給はアズナヴールを好いていた。ある時アズナヴールが有名なピアノ奏者だったと知る。アズナヴールの過去が語られる。
妻がいてレストランの女給をしていた。やって来る客の中に興行主がいた。アズナヴールが優秀なピアノ奏者と知り、売り出しに協力するという。アズナヴールは有名になる。しかし妻はうかない様子である。不満を述べる。最大の要因が、興行主にアズナヴールの売り出しと引き換えに、身体を求められたと分かる。目を離した隙に窓から飛び下り自殺していた。それ以来、アズナヴールは酒場のピアノ弾きになっていたのである。
女給はアズナヴールを一層好きになる。しかし店主も女給に恋慕していたのでアズナヴールと喧嘩になる。最後にアズナヴールは店主を刺す。女給と逃げ出す。
アズナヴールの他の兄弟たちもお尋ね者で、それらがいる別荘に逃げる。女給はいったん帰す。あの二人連れの男たちがアズナヴールの一番年少の弟を人質にとって別荘にやってくる。兄弟たちと二人連れの撃ち合いになる。流れ弾に当たって、戻ってきた女給に当たる。兄弟たちや追手は車で逃げる。酒場で一人うつろにピアノを弾くアズナヴールの姿が最終場面。

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