2019年2月8日金曜日

若草物語 昭和39年

森永健次郎監督、日活、84分、総天然色映画。
四人姉妹の物語であるが、オルコットの『若草物語』とは全く関係ない。四人姉妹の話なので題を借りているだけである。
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大阪に父と住む未婚の下三人の娘は、結婚して東京在の姉(芦川いづみ)の家にやってくる。父は母の死後間もなくから別の女の世話になっている。三人の娘には東京での生活に期待している。
四人姉妹と言いながら映画は次女の浅丘ルリ子、三女の吉永小百合の二人が中心で、長女の芦川と末娘の和泉雅子は脇役である。特に芦川の出番はほとんどない。

飛行機で東京について早々、若い男(和田浩治)にオープンカーで姉のアパートまで送ってもらう。金持ちの息子である和田は浅丘を好きになる。彼女らは幼馴染で今はカメラマンをしている浜田光夫に遭遇する。浜田と浅丘は以前から相思の間柄であった。実は吉永も浜田を慕っていたが、浅丘との仲を知っているので何も言えない。
和田は浅丘に求婚する。浜田と約束があると浅丘が答えても、強引に迫る。ついに和田との結婚を承知させる。一方吉永も浜田を追いかけ、共に苦労することを目指す。

映画としての出来はそれほど良いと思わないが、日活を代表する女優たちの映画として価値がある。この映画公開当時の年齢は、芦川29歳、浅丘24歳、吉永19歳、和泉17歳である。

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