2018年12月16日日曜日

見知らぬ港 Främmande hamn 1948

スウェーデン映画、エーリク・“ハンペ”・ファウストマン監督、85分、白黒。
船員たちのナチス協力への反抗を描く。
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1930年代末期のポーランドの港。港が氷結して既に3週間も出航できない。スウェーデン籍の貨物船は保存食をスペインに運ぶ予定。
酒場で時間を潰す船員たち。ユダヤ人の娼婦がいてナチスに追われている。船員は助けてやる。ある男が自分は秘密を知っていると酒場で言い出す。店から追い出される。その男の後をつけていく怪しい人物。男は波止場で撃ち殺される。

船員たちは荷物が本当に保存食か疑いだす。荷物の一箱を開けると手榴弾である。ナチスからスペイン独裁政権への支援兵器だった。船員たちは船長に抗議、船を降りる。代わりの船員たちを調達する。船長も家族のためやむなく引き受けていた仕事だったので、船長職を航海士に譲り、自分も下船する。

先に降りた船員たちは娼婦の案内で隠れ家に住んでいた。しかし波止場で殺された男の弔いの鐘が鳴る。船員たちは危険を顧みず、隠れ家を出て葬式へ向かう。船長は宿で射殺された。
船員たちは葬式の場で船に戻るよう言われる。手榴弾の荷は船主からの指示でスウェーデンに運ぶ石炭に替えられた。貨物船はスウェーデンに向かい出航する。

監督は左翼映画作家だったそうだ。

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