2018年12月22日土曜日

ガールズ Flickorna 1968

スウェーデン映画、マイ・セッテリング監督、100分、白黒映画。
ウーマンリブを描いた映画。
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アリストファネスの『女の平和』を上演する女優たちが、劇の内容である、男への主張を現実の生活と重ねていく。
『女の平和』は戦争ばかりしている女たちが性ストライキで、男たちの戦争をやめさせようとする劇である。それと結婚生活の男支配の現状への反抗、発言、実行が並行する。

国立FAのパンフレットには「過激な風刺性は、当時の批評家と観客の反感を買い、その後18年にわたりセッテリング(監督)をスウェーデンでの映画製作から遠ざけることとなった。」とある。
50年前の映画と感じさせる。当時は進んでいる印象のある北欧でも、今なら当然と認められている女の権\利にも、これだけの議論があったのだ。実際の扱いではまだ問題が残っているが、建前としては性的嫌がらせの言動は、できなくなくなっている。それが当時はそれが男の主張に使われていたのである。

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