2017年5月20日土曜日

エラブの海 昭和35年



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西尾善介監督、沖永良部島(おきのえらぶじま)で撮影された総天然色の記録映画。同島は与論島の北隣で、沖縄がまだ日本の領土でなかった当時は最南端の一つ。
この島に住む、老人と幼い少年、その姉二人の一家が主な登場人物。海亀が卵を産む。少年がそれをとって浜に埋める。
一家は大きな真珠貝の養殖をしている。それを海の底へ置き、また5年前のものを持ってくる。29年と書いてあり、昭和34年に撮影とわかる。

海の中で娘たちが鮫に襲われる。銛で突く。演出でなければ危ない感じがしてしまう。盆になると少年と姉が親戚のある島へ舟で行く。盆でのお祭りなど。祭りの最中でも魚の群れが来たなら早速漁に出る。島の娯楽、関心として闘牛がある。
台風の通り道になっているので暴風雨に襲われる。台風後、浜辺に少年が行くとかつて埋めておいた海亀の卵から小さな亀たちが孵っていた。
色つきの水中シネスコ撮影は世界初だという。

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