2017年1月10日火曜日

洪自誠『菜根譚』 明代末


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処世訓、人生訓集である。前集222条、後終135条から成る。
言っていることはもっともであり、ある意味当然と思われる条が少なくない。
通俗的というか、分かりやすいことは確かである。
全体的に諦観調というか、東洋的というか、儒教的という感じが強い。
中国ではそれほど注目されず、むしろ我が国で以前から読まれてきたそうだ。

悪い本ではないが、それほど古典かと思ってしまう。
今井宇三郎訳、岩波文庫

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